みなさまこんにちは。
本日は立春ですね。
京都市内の最高気温は14度の予想で、全国的にも大変暖かな立春の日になりそうです。
さて、昨日の節分には知恩院で追儺式(ついなしき)が執り行われました。
追儺式とは、もともと旧暦12月30日の大晦日に行う宮中の年中行事で、
平安時代の初期頃から行われている邪気(鬼)を払う儀式です。
旧暦では冬から春に変わる立春が元旦、その前日である節分は大晦日であり、
季節の変わり目には邪気(鬼)が生じると考えられていたため、
豆をまいてそれらを払う儀式が定着したと言われています。
京都でも多くの寺社で節分行事が行われますが、知恩院の追儺式は一風変わっているのをご存知でしょうか?
その年の年男・年女の知恩院職員が知恩院七不思議の1つである長さ2.5m、重さ30㎏もある巨大な「大しゃく
し」とともに諸堂を回り、豆をまいて厄払いをします。
しゃくしは物を「すくう」という事から転じて、阿弥陀さまの「すくい(救い)」を表わしているといわれ、
この大しゃくしで人々を救い取るという願いが込められています。
また例え悪人・罪人であってもお念仏をお称えする人々を救うというところから、
「福は内!ごもっとも!ごもっとも!」という掛け声で、「鬼は外」とは言わないのも大きな特徴です。
知恩院の追儺式は、厄払い、無病息災はもちろんのこと、阿弥陀さまのご本願に乗じて全ての人々が救われるよ
う祈る行事でもあるのです。
またご参拝のみなさまには、招福祈願をした福豆をお配りしております。
法然上人御堂での法要の後、諸堂を巡ります。




和順会館にも巡ってきます。

みなさまにお配りしている福豆です。

2019年年女の当館スタッフ齋藤さんに、追儺式参加の感想を聞いてみました。
齋藤さん
『知恩院に勤めていなければ、袖を通すことはなかったであろう衣装に身を包み、
「福は内!」「ごもっとも!ごもっとも!」という独特の掛け声に合わせての豆まきは私にとって非常に貴重な
経験となりました。
豆まきの移動の際にはたくさんのご参拝の方々から福豆を下さいとお声掛けいただき、身動きが取れなくなるこ
ともしばしば…。
それだけみなさまに知恩院の行事に関心をもっていただけているのだと、一職員として嬉しく思いました。
福豆をお配りしている際に、海外からお越しの方もいらっしゃり、福豆を手に興味深そうにご覧になっていたの
が印象的でした。』
12年に1度の大役、非常に良い経験になったようです。
また毎年多くの方がご参拝にお越しいただけることは職員といたしましても大変嬉しい限りです。
知恩院の追儺式は毎年節分の日13時半より行われます。
ご興味がおありの方はまたぜひ来年ご参拝くださいませ。
お待ち申し上げております。










