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本日から開催の書道展について

2024年12月28日  お知らせ, イベント 


皆様こんにちは!

年の瀬も押し迫ってまいりましたが、皆さまお正月の準備はできましたでしょうか?

 

さて、今回は前回のブログにて事前告知いたしました、「鍛治山孝書展~無二的人間形成~」の展示内容を一部紹介していこうと思います。

※今回の展示を手掛けていらっしゃる鍛治山様については、前回の記事でまとめているので是非そちらをご参照くださいませ。

前回のブログはこちら⇒https://www.wajun-kaikan.jp/guide/others/11287/

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

↑ 当館の1階ロビーから地下1階へ降りていただくと展示会場がございます。

 

↑ 今回のメイン作品「相思相愛 横幅約5メートルの大作です。生で見るとその存在感に圧倒されます。

 

↑ 作品「南無阿弥陀仏

南無阿弥陀仏というと亡くなった方へ冥福の意を込めて唱えられるお経ですが、元々はインドのサンスクリット語で、ナムは「感謝する」、アミダは「量ることができない(無量)」、ブツは「仏陀、悟り」の意味です。

唐の時代に玄奘三蔵が当時のインドからお経を持ち帰った時に、当て字で翻訳したものが「南無阿弥陀仏」となり、現在でも多くの方に知られている言葉です。

自然は人間にとって脅威となるものなので克服するという考え方ではなく、共に生きる、自然の一部となるという仏教の考え方に沿い、量ることのできない自然に生きている間に感謝することが「南無阿弥陀仏」である、というのが空外上人の教えだそうです。

 

↑ 作品「

鍛治山様が書道活動を続ける中で大切にされているテーマです。

中央の黄色いペイントで描かれた模様はハートを表しているそうです。ハートマークは心臓を表す際にも使われており、愛を象徴する記号です。

「愛」は平和を望む人類にとって普遍的で大切なものであるため、作品活動の源とも言えます。

 

↑ 作品「無二的人間形成

山本空外上人の教えが集約された言葉です。

無二的というとただ一つしかないという意味を思い浮かべますが、空外上人の教えは、

「自分が生きるためには、必ず相手が必要である(相手を生かし、自分も生かす)」という考え方です。

全ての物事が影響しあうことで私たちも存在できる、そのため自分さえよければ良いという利己的な考えは自分のためにもならない、という教えです。

自然のままに生き、決して人は羨ましがらず、自分のかぎりを尽くし、自然の「いのち」を書く事こそが書道に繋がっています。

↑  時代ごとに変遷してきた「愛」という漢字(※展示はされていません)

漢字は古代中国の時代に発明され、当時の政治や経済の意思伝達としての機能だけでなく、漢詩などの自己表現をするための手段としても活用され続けてきました。

鍛治山様自身、3500年前に中国で使用されていた甲骨文字をはじめ、様々な書体をご自身の感性で作品へと取り込まれておられます。

この「愛」という字の変化から着想を得て取り組まれた作品もギャラリーにて展示されております。

この他にも多くの展示作品がございます。この記事で興味を持っていただいた方は是非足をお運びいただければ幸いです。

鍛治山孝書展~無二的人間形成~

2024年12月28日(土)~2025年1月4日(土)

10:00~17:00【最終日12:00まで】

会場:和順会館 地下1階 ギャラリー和順

 


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